小説と随筆の違い

小説と随筆の違い

小説と随筆の違い

- 概要 -

小説とは、登場人物がいて何らかの出来事がおこり、それの顛末を描いた物語である。随筆とは、作者が自由に見聞きしたこと、思うことを書いた文学ジャンルのことである。

- 詳しい解説 -

小説とは、架空の登場人物や場所をもとに架空の物語が進んでいく、虚構(フィクション)のお話である。私小説の場合は、モデルとなる人物や場所がいて、実際にいるものや実際にあった出来事を小説に昇華している。

それに対して随筆とは、作者が日々の出来事、日々の考え、見聞したこと、体験したことに対する感想などを書き連ねたもの。構成、形式は自由である。エッセイと同義語とされるが、英語圏で「エッセイ」という単語は論理的に書かれた「論考」「小論文」のようなものを指す。