- 概要 -
少林寺とは、少林寺拳法の略で、戦後の日本で独自に編み出された武術の一種である。中国の少林寺で伝えられた少林拳と直接の関係はない。一方太極拳とは中国で発達した武術の一種である。
- 詳しい解説 -
少林寺とは、少林寺拳法のことで、創始者・宗道臣によって日本で生まれ発達した武術のことである。戦後の荒廃した日本で、若者の心身の育成を目的に設立され、護身術としての意味合いが強い。少林寺拳法の名前は中国の嵩山少林寺にちなんで名づけられたが、嵩山少林寺に伝わる「少林拳」「少林武術」とは、全く別の武術であり、別の団体である。本部は香川県にある。
それに対して太極挙は、中国陳家溝が発祥の地と言われる中国で生まれた武術である。一般には、中高年が行うゆったりした運動による健康法として広まっているが、本来は武術であり、技を打ち合う格闘技としての太極拳や、型を見せる演武を目的とした太極拳など、多様な流派がある。