処方と調剤の違い

処方と調剤の違い

処方と調剤の違い

- 概要 -

処方とは、医師が病気に応じた薬剤の服用法、使用法や調合を指示することである。一方、調剤とは、薬局において薬剤師が処方箋に従って薬を調合することである。

- 詳しい解説 -

処方とは、医師(歯科医、獣医含む)が病気に応じた薬剤の服用法、使用法や調合を指示することであり、処方が書かれた文書を処方箋と言う。医師法によって、薬を処方できるのは医師のみに限定され、医師以外が処方するのは違法行為である。

一方、調剤とは、医師または薬剤師が処方箋に従って薬を調合することである。かつては受診した病院で薬も調剤する+D49院内調剤がほとんどだったが、薬歴の一元管理や重複投薬の防止を目的に、院外調剤が推奨されるようになった。理念的には、処方箋があればどこの薬局で調剤してもらうことも可能だが、実際には受診した病院近くの薬局で調剤薬を購入するケースがほとんどである。