すいませんとすみませんの違い

すいませんとすみませんの違い

すいませんとすみませんの違い

- 概要 -

すいませんとは、「すみません」が音脱落という音韻変化をしたもので、意味は「すみません」と同じく、謝罪、お礼、呼び止めるための声かけである。「すいません」は俗語のため、目上の者には使わない。

- 詳しい解説 -

すいませんとは、後述する「すみません」という言葉の口語である。「み」の音から子音の「m」が無くなって「い」だけになった、音脱落という音韻変化によるものである。口語では、発音を簡単にするための音韻変化がおきやすい。「すみません」よりも砕けた表現なので、目上の者や年上の者に対して使うことは失礼で、不適切である。

一方、すみませんとは、「気持ちがおさまらない」「このままでは済まない」という意味で使われた「済まぬ」の丁寧語「済みませぬ」に由来し、謝罪やお礼、人を呼び止める時の言葉として使われている。「ごめんなさい」という言葉よりも幅広い意味、様々なTPOで使える言葉であるが、逆に多用されすぎているため、謝罪の言葉としては真意が伝わらないと感じられることがある。