背脂とラードの違い

背脂とラードの違い

背脂とラードの違い

- 概要 -

背脂とは、豚の背中側にある脂身のこと。一方ラードとは、豚の脂身から油脂分を分離したもの。常温では白い固体である。

- 詳しい解説 -

背脂とは、豚の背中を中心についている脂身のことである。旨味があるため、ラーメンスープの出汁に使ったり、細かくしたものをラーメンスープに混ぜたり、ひき肉料理のときにジューシーさを加える目的で背脂を入れることがある。

一方ラードとは、豚から取れる油脂のことである。背脂などの豚の脂身を煮ると、脂分が分離して液状になる。これを濾したものをラードと呼ぶ。常温では白い固体の脂である。中国料理で炒め物や焼き菓子に使われたり、フライを揚げる時に使われる。北欧や東欧ではバターの代わりにパンに塗ることもある。