- 概要 -
整体とは、手技を用いて骨格を整えたり、リンパや血液の流れを良くして体調を整える代替療法である。それに対して接骨院とは、柔道整復師の国家資格を持つ者が開業しており、骨折、脱臼、捻挫などの治療を行うところで、他にマッサージなどもあわせて行うところが多い。
- 詳しい解説 -
整体とは、手技によって骨や関節のゆがみやズレを直したり、血液やリンパ液の流れをよくして、体全体のバランスを整える代替療法のひとつである。民間の各種学校などで学んで民間団体による認定資格をとるが、国家資格ではない。そのため、短期間の簡単な研修や、極端にいえば独学でも自由に「整体師」を名乗ることができ、質のばらつきが大きい。保険が使えない。治療内容は各整体院によってさまざまである。
それに対して接骨院とは、「柔道整復師」という国家資格を持つ者が開業しており、骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などの治療を行うことができる。柔道整復師の資格を持つ者は、健康保険を使用することができる。資格を取得するには、厚生労働大臣認可の専門学校や大学で専門知識を学び、卒業時に国家試験の受験資格を得てから、国家試験に合格しなければならない。接骨だけでなく、カイロプラクティックや整体、マッサージ、温熱療法、鍼灸など他の手技も併用して、整骨院と名乗っている場合もある。整形外科のリハビリやスポーツ施設のトレーナーとしても活躍する。