耐火と不燃の違い

耐火と不燃の違い

耐火と不燃の違い

- 概要 -

耐火とは、火に炙られても燃えない、燃え広がらない性能のことである。一方不燃は、燃えない、燃えにくい性質のことで、耐火とほとんど同じ意味で使われることもある。「不燃ゴミ」のように「燃やしてはいけない」という意味で使う場合もある。

- 詳しい解説 -

耐火とは、炎に包まれても燃えない製品のことである。耐火金庫、耐火建築物、耐火ボード、のように使う。しかし耐火性能は製品によって異なり、全く火に燃えない製品の場合はもともと石や金属などの不燃性の材料の場合で、耐火カーテンや耐火カーペットなどの場合、火がついても炎が燃え広がらない、燃えにくい、という性能を「耐火」とする場合がある。

それに対して不燃とは、一般には石、鉄鋼、コンクリートなどの材料のことである。不燃性能は、全く燃えない「不燃材料」から「準不燃材料」、「難燃材料」という三つの段階がある。