脱臼と捻挫の違い

脱臼と捻挫の違い

脱臼と捻挫の違い

- 概要 -

脱臼とは、関節部分から骨が外れることである。捻挫とは、関節部分の周囲にあるじん帯や周辺の組織が腫れたり痛んだりした状態のことである。

- 詳しい解説 -

脱臼とは、関節を支える靭帯などの組織が断裂し、関節面の位置が正常な状態からずれていること。 関節面が完全に離れている完全脱臼と、関節面の一部が接した状態の亜脱臼がある。肩、肘、股関節などで発生する。 治療には、骨を正常の位置に戻す整復、固定、機能訓練を行う。整復が遅れると後遺症を残しやすい。

それに対して捻挫とは、関節部分に正常な運動範囲を超える力が加わって、関節を補強している靭帯や関節包などの軟部組織が極度に伸びたり、切れたりした状態のことである。治療には、サポーター、ギプスなどによる固定を行う。