チーフとハンカチの違い

チーフとハンカチの違い

チーフとハンカチの違い

- 概要 -

チーフとは、スーツの胸ポケットに入れて飾りにする四角い布のことである。それに対してハンカチとは手を拭くための四角い布である。

- 詳しい解説 -

チーフとは、スーツの胸ポケットに挿して飾りとして使う布のことで、正装や礼服で使う場合は色は白や暗めの色だが、おしゃれとして使う場合、特に決まりはない。元々ヨーロッパで、麻や絹に刺繍を施した高級品であるハンカチを胸に飾りるファッションアイテムとして広まった。チーフという言い方は、「ポケットチーフ」つまりポケットに挿すハンカチ(=ハンカチーフ)の略だが、ポケットチーフやチーフという言い方は和製英語である。英語圏では、「ポケットスクウェア」と言う。

一方のハンカチとは、手を拭くのに使う正方形の布である。ハンカチーフの略。英語ではハンド・カチーフ(hand-kerchief)が語源である。ヨーロッパの農民の女性が頭を覆うのに使っていたカチーフ(kerchief)を手拭用にしたもののことを指していた。大きさは30〜45センチ四方、男性用では50センチほどの大きさもある。近年人気のタオルハンカチは20センチ四方くらいのものもある。