チャウダーとポタージュの違い

チャウダーとポタージュの違い

チャウダーとポタージュの違い

- 概要 -

チャウダーとは、北アメリカ発祥の魚介類を使ったクリームスープである。ポタージュとは、フランス発祥のスープの種類で、日本ではとろみのあるスープを指すが、もともとは手の込んだ洗練されたスープのことを指す言葉で、コンソメスープもポタージュの一種である。

- 詳しい解説 -

チャウダーとは、魚介類を中心とした具を入れたクリーム仕立てのスープで、カナダ〜アメリカ合衆国東岸が発祥の料理である。あさりなどの二枚貝(クラム)を入れたものはクラムチャウダーという。

それに対してポタージュとは、日本ではでんぷん質の具を煮て繊維を濾して作るとろみのあるクリーム状のスープを指す。フランス発祥のスープ料理である。もともとは郷土料理のスープと区別するため、洗練された上品なスープのことをポタージュと呼ぶようになった。そのため、フランスでは澄んだコンソメスープもポタージュの一種で、とろみのあるものを「ポタージュ・リエ」、澄んだものを「ポタージュ・クレール」と呼び分ける。