鎮痛剤と麻酔の違い

鎮痛剤と麻酔の違い

鎮痛剤と麻酔の違い

- 概要 -

鎮痛剤とは、痛みの伝達をブロックして痛みを感じにくくさせる薬である。それに対して麻酔とは、痛覚神経、あるいは脳の中枢神経を麻痺させる薬である。

- 詳しい解説 -

鎮痛剤とは、痛みの原因物質が痛覚神経に伝達されるのをブロックして痛みを感じにくくさせる薬である。

一方麻酔とは、痛覚神経や脳の中枢神経を麻痺させる薬である。痛覚神経を麻痺させる場合は、局所麻酔と言い、中枢神経を麻痺させる場合は、全身麻酔と言う。生命維持をつかさどる中枢神経に働きかけるため、その使用量を誤って患者が死亡する医療事故がおきている。麻酔科医がモニターをチェックしながら患者の状態を管理することが大切である。