露ともやの違い

露ともやの違い

露ともやの違い

- 概要 -

露とは、空気中の水蒸気が冷やされて水滴になったもののことである。一方、もやとは空気中の水分が霧状になっていることで、視界が1キロ〜10キロメートル未満の状態のことである。視界が1キロ未満の場合は霧という。

- 詳しい解説 -

露とは、空気中の水蒸気が気温の低下や放射冷却によって地面や植物や建物の外壁に水滴となって付着したもののこと。露が日光や朝の空気で温められて水蒸気となり立ち上ると、後述する「もや」の状態になる。外気の影響で室内の壁やガラス窓に発生すると「結露」と呼ばれる。

それに対してもやとは、空気中の水分が霧状になって、それによって視界が1km以上、10km未満となっている状態のことである。 漢字で靄と書く。古典文学ではもやのことを春なら「霞(かすみ)」、秋なら「霧 (きり)」と使い分けていた。