- 概要 -
天満宮とは、菅原道真を祀っている神社である。それに対して八幡宮とは、天皇家の先祖である応神天皇と神功皇后らを祀っている神社である。
- 詳しい解説 -
天満宮とは、平安時代の学者で役人だった菅原道真を祭神として祀っている神社である。菅原道真は政敵との争いによって左遷された土地で亡くなったため、その後に都で関係者の死亡が続いた際に、菅原道真の怨霊が原因と恐れた人々が彼を祀ったことが始まりである。学問に長けた菅原道真にちなんで学問成就の神とされる。
それに対して八幡宮とは、第十五代天皇の応神天皇とその母・神功皇后などを神格として祀っている神社である。清和源氏の氏神として、武士の信仰を広く集め、全国に八幡宮がある。鎌倉幕府を開いた源頼朝は氏神として鶴岡八幡宮を鎌倉に移し信仰した。