生ハムとハムの違い

生ハムとハムの違い

生ハムとハムの違い

- 概要 -

生ハムとは豚肉加工食品で、加熱していないハムのことである。くん製するだけで加熱しないもの(ラックスハム)と、塩漬け・乾燥のみでくん製しないもの(プロシュット)とがある。それに対してハムとは、塩漬け、くん製、ボイルの過程を経て作る豚肉加工食品である。加熱してある。

- 詳しい解説 -

生ハムとは、非加熱食肉製品と呼ばれ、豚もも肉を低温でくん煙・乾燥熟成させた加工食品のこと。食品衛生法で製造基準が定められ、加熱をしない代わりに保存性を高めるために、普通のハムに比べて約3倍の塩を使う。そのため普通のハムよりも塩辛い。

それに対してハムとは、加熱食肉製品と呼ばれ、豚もも肉の加工食品である。豚肉を食塩や香辛料などを混ぜたピックル液に漬け込み、熟成、ケーシング(型)に詰めて、くん煙後、湯煮又は蒸煮する。保存食としてヨーロッパで発達した。本来ハムとは豚もも肉のことを指すが、日本では豚肉やその他の肉を用いた加工品全般を「ハム」と呼ぶ。