バターとマーガリンの違い

バターとマーガリンの違い

バターとマーガリンの違い

- 概要 -

バターとは、牛乳の脂肪分だけを分離させた油脂である。マーガリンは植物油に乳化剤を混ぜて乳化させ、牛乳の風味を加えた油脂である。

- 詳しい解説 -

バターとは、牛乳から得られる動物性の油脂である。牛乳には脂肪分が含まれており、脂肪分だけを分離させたもの。牛乳の脂肪分が多い部分からできている生クリームも、長期間置いておいたり、振動を与えたりすると、脂肪分が分離してバターができる。

一方、マーガリンは植物性油脂が原料の人工的な油脂である。植物性の油はふつう常温では液体のため、乳化剤を混ぜて乳化させ、さらに脱脂粉乳などで牛乳の風味を加えて、バターの代用となる。バターよりも安価であること、常温で固まりにくいため塗りやすいこと、などの利点はあるが、近年はトランス脂肪酸の含有量が多いことが問題視されている。