バニラエッセンスとバニラオイルの違い

バニラエッセンスとバニラオイルの違い

バニラエッセンスとバニラオイルの違い

- 概要 -

バニラエッセンスとは、バニラビーンズの代用として香り付けに用いる食品添加物である。エタノールを使用しているため熱を加えると香りが飛びやすく、冷菓向き。それに対してバニラオイルとは、グリコールなど粘度の高い溶剤に香料を加えた食品添加物。加熱する料理に用いても香りが残るため、焼き菓子に向いている。

- 詳しい解説 -

バニラエッセンスとは、バニラビーンズに似せた香り付け(着香)を目的とした食品添加物である。主要な成分は、エタノール、グリセリン、香料である。バニラエッセンスはエタノールを使用しているため熱を加えると香りが飛びやすく、冷菓に向いている。

それに対してバニラオイルとは、グリコールなど粘度の高い溶剤に香料を加えた食品添加物。主要な成分は、プロピレングリコール、エタノール、グリセリン、香料である。バニラオイルは加熱する料理に用いても香りが残るため、焼き菓子に向いている。天然のバニラビーンズは高価なため、ほとんどのバニラエッセンス、バニラオイルは人工香料を一定の割合混ぜている。価格が高いものほど天然香料の割合が高い。バニラビーンズを漬け込んで作られたエッセンスは、特にバニラ・エキストラクトと呼ぶ。