ビニールとプラスチックの違い

ビニールとプラスチックの違い

ビニールとプラスチックの違い

- 概要 -

ビニールとはポリ塩化ビニルのことだが、一般的にはポリエチレンやポリプロピレンからできている薄い透明な素材のことをビニールと呼んでいる。プラスチックとは可塑性の高い合成樹脂のことである。ポリエチレンやポリプロピレンはプラスチックである。

- 詳しい解説 -

ビニールとは、本来は、ポリ塩化ビニルのことである。塩ビと略される。しかし一般的に、ビニール袋やビニール傘のような柔らかく薄く透明性のある素材のこともビニールと言う。いわゆるビニール袋の原料は、ポリ塩化ビニルではなく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等のプラスチックである。

一方、プラスチックは合成樹脂と同じ意味で使われ、可塑性物質という意味の英語が語源である。プラスチックであることを示す「プラマーク」がついていることがある。燃焼時に高温になって焼却炉を傷めたり、ダイオキシン類や他の有害ガスを発生する恐れがあり、ゴミの分別を求める自治体もある。