ポマードとワックスの違い

ポマードとワックスの違い

ポマードとワックスの違い

- 概要 -

ポマードとは、髪をまとめるためのワックス状の整髪剤である。植物性、または動物性の油脂を原料とし、ツヤやベタつき感、独特の香りがある。一方ワックスとは、アクリル樹脂、シリコンなどを配合した比較的新しい整髪剤で、セット力はありながら固めない仕上がりになる。

- 詳しい解説 -

ポマードとは、植物性、または動物性の油脂をもとに香料を混ぜた整髪剤のことである。髪を固めずに油脂の粘性によって髪同士をまとめることで、髪をセットできる。ツヤや、濡れた感がでる。クシでなでつければ手軽に髪を整え直しやすい反面、油脂のベタベタ感はあり、ほこりやごみがつきやすいのが欠点である。ラテン語でりんごを意味するpomum(ポムム)が語源と言われている。かつて、りんごを原料とした物を髪に塗っていた事に由来する。

一方ワックスとは、鉱物油、アクリル樹脂系形成剤、シリコン、アルコールなどが入っている。ポマードほどではないがセット力は比較的強く、逆に軽い仕上がりにもでき、髪にボリュームや動きを出したいときにも使う。手ぐしで手直しもしやすい。ファイバーワックス、マットワックス、クリームワックスなどの種類があり、仕上がりぐあいにあわせて選ぶ。