ポンカンとみかんの違い

ポンカンとみかんの違い

ポンカンとみかんの違い

- 概要 -

ポンカンとは、インド原産のミカン科のかんきつ類である。外皮も内皮も比較的薄く剥きやすい。みかんとは、一般には南九州原産の「温州みかん」を指す。外皮、内皮ともごく薄く食べやすいのが特徴である。ミカン科のかんきつ類の総称として用いる場合もある。

- 詳しい解説 -

ポンカンもみかんも、ミカン科のかんきつ類である。ポンカンはインド原産で、「ポン」の音や学名の「Citrus poonensis」は、産地として有名だったインド南西部の地名プーナPoona(現在の正式な地名はプネーpune)から来ている。外皮も内皮も比較的薄く剥きやすい。ヘタの周囲(果梗部)がでこぼこしているので、ポンカンの漢字に「凸柑」をあてる場合もある。

一方、みかん(蜜柑)とは日本では一般的に温州(うんしゅう)みかんを指す。中国浙江省温州が原産との説からその名前が付いたが、日本人農学者の研究により鹿児島が原産であることが判明している。海外ではみかんのことを「SATSUMA」(薩摩)と呼ぶことがある。外皮、内皮ともごく薄く食べやすく、甘みが強いのが特徴で、近年、日本産のブランド果物としてアジアを中心に人気が高まっている。