マトン肉とラム肉の違い

マトン肉とラム肉の違い

マトン肉とラム肉の違い

- 概要 -

マトン肉とは、ヒツジのうち永久門歯が2本以上のヒツジの肉のことである。それに対してラム肉とは、生後1年未満の子羊の肉のことである。

- 詳しい解説 -

マトン肉とは、ヒツジの肉のことである。永久門歯が2本以上のメスのヒツジ、または去勢されたオスのヒツジの肉のことである。年齢でいうと、生後1年以上のヒツジが該当する。独特の臭みがあるため、香辛料を効かせた料理によく使われる。日本ではジンギスカン(ジンギスカン鍋)と呼ばれるマトンの焼肉料理が有名である。宗教上の理由から豚肉や牛肉を食べない文化圏ではマトンはごく当たり前の食材として食べられている。

一方、ラム肉とは、生後1年未満の仔羊の肉のことである。若いヒツジのため、マトンよりも臭み、味のクセが少ない。骨付きのままで調理するラムチョップが有名である。マトンとラムの定義の狭間であるヒツジは「ホゲット」といい、臭みはマトンよりなく、味はラムより濃い、両方の特徴を併せ持っている。