- 概要 -
無茶苦茶と滅茶苦茶は、ともに常識外れな様を表し、その意味に違いはない。もともとは「無茶」(むちゃ)だった発音が変化し「滅茶」(めちゃ)になった。
- 詳しい解説 -
無茶苦茶とは、常識外れな様や程度が甚だしい様を表す。「むちゃ」の語源は、仏教用語「無作」(むさ)や、むやみに、うっかりと、の意味の古語「むさと」が語源だとする説がある。「くちゃ」は語呂合わせのために添えた語。「無茶」も「苦茶」も当て字である。
滅茶苦茶は、無茶苦茶の「むちゃ」の発音が変化して「めちゃ」になったものと言われている。よって、両者の意味は同じである。滅茶の漢字の変わりに「目茶」を使う場合もある。「無茶」の場合は、「無茶なことをする」のように単独でも使われるが、「滅茶」の場合は単独で使われることは少ない。ただし「メチャメチャ」のように重ねて使う例もある。