- 概要 -
リストラとは、人件費を削減するために従業員を解雇することである。それに対してレイオフとは、人件費削減のために一時的に従業員を解雇することで、業績が回復した後に再雇用するもの。
- 詳しい解説 -
リストラとは、不況や景気動向の変化で業績が悪化している企業が、人件費を削減するために従業員を解雇することである。語源のリストラクチャリング（restructuring）「再構築」を省略した語である。本来は解雇の意味ではなく、組織の再構築の意味だった。
レイオフとは、一時的に人件費を抑制するために、従業員を一時的に解雇すること。業績が回復した時には、一時的に解雇した従業員を優先的に再雇用する事が前提となる制度である。それまでの勤務によって培った経験やスキルを無駄にせずにすむ。ノウハウやスキルの外部流出を防ぐために、レイオフ中に一定の手当てを支給する場合もあるが、再雇用されないケースも多い。一時休業の意味にも使われる。